史春森林財団 JA/EN
2027年7月2日〜5日 · 北海道

日本の北方林
SEPLSツアーご案内

北海道の北方林を通して、SATOYAMAを語る。太平洋側から日本海側へ、3泊4日で北海道を半周する旅を、史春森林財団が企画します。

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企画:史春森林財団(IPSI会員) OECM認定:生花の森(WDPA ID 555781399) OECM認定:上トヨイの森(WDPA ID 555889576)
ForestView over the Tokachi Plain

北海道の北方林を通して、SATOYAMAを語る。

手段が北方林、目的がSATOYAMA。4日間で北海道を半周し、太平洋側と日本海側の気候の違い、日高山脈と大雪山の地形の違いを実地で見たうえで、万年単位の地学、1000年単位の森の歴史、100年単位の森の利用という3つの時間スケールで全体を振り返ります。

南十勝の景観は、人が草を刈り、牧畜を営むことで繰り返し草原に戻されています。経済活動が景観と生物多様性を維持している。言葉では伝わりにくいこのことを、現地で実物を見ていただきます。

日本の生物多様性は、手つかずの暗い森だけでできているわけではありません。人が森を切り開き、草地や畑をつくったことで、エゾシカのように増えた動植物も多くいます。人の活動も生態系の一要素です。計画的に木を伐って使い続けること自体が、日本らしいOECMになりうる。史春森林財団はその考え方を伝えたいと考えています。

行程2027年7月2日(金)〜5日(月)

  • 1日目
    7/2(金)
    新千歳空港 → 日高 → 襟裳 → 広尾土地の使われ方が、景色を決めている
    • 日高道(車窓)競走馬の生産を軸とした土地利用。馬は逃げるため木柵が組まれ、それ自体が景観をつくります。
    • 国道235号(車窓)昆布浜と漁業資源。海の生産を先に見せておきます。
    • アポイ岳ジオパーク ビジターセンターかんらん岩と固有植物。学芸員の解説を予定しています。
    • 襟裳岬・風の館風速25m/sの体験ゾーン。襟裳の砂漠化と緑化の歴史「人が壊し、人が戻した」実例。
    • 茂寄の森(フンベの滝周辺)川の直下にさけます孵化場。「朝に見た浜を、この森とこの川が支えている」。
    Farmland and hills near HidakaSeashore at a kombu beach
  • 2日目
    7/3(土)
    広尾 → 大樹 → 幕別 → 上士幌森の仕組みと、それが木材になるまで
    • 集いの杜(旧野塚小学校)廃校再生施設。地元の作り手の朝食と、施業を担う会社による実務プレゼン。
    • 上トヨイの森(OECM・98ha)乳牛向け牧草地の景観。国立公園区域との連続性を意識した施業と、木材生産・生物多様性。
    • シーニックカフェちゅうるい十勝平野の俯瞰。牧草地×畑作×耕地防風林。畑作を成立させるために人が置いた林。
    • 生花の森(OECM・265ha)ツアーの中核。毎年3haずつのモザイク施業、モニタリング、指標種ニホンザリガニの実演。
    • オムニス林産協同組合生花の森で見た木が、どう製品になるか。林産物のサプライチェーン。
    Forestry harvest in a managed forest3D model of a forestWood flooringSawmillView over the Tokachi PlainStrip-cut mosaic in the forest
  • 3日目
    7/4(日)
    上士幌 → 三国峠 → 上川 → 旭川スケールと時間/森が経済になる
    • ナイタイ牧場(約1,700ha)日本一広い公共牧場。「森のほうがよいのでは?」という中心的な問いをここでぶつけます。
    • 道の駅かみしほろ町が地域商社を持ち、牧場のテラスと道の駅を運営。その構造そのものがSATOYAMAの一例。
    • タウシュベツ川橋梁旧国鉄士幌線と森林軌道=木材輸送の歴史の遺構。「森の利用の100年」。
    • 三国峠(国道最高地点)原生林的北方林のパノラマ。カラマツ・シラカバの天然更新と植生遷移。
    • 上川大雪酒造 緑丘蔵日本海側気候と水田耕作。主役は大雪山系の湧水(約7℃)。
    • 旭川デザインセンター木材が製品になる川下の終点。英語対応可。
    View from Mikuni PassGiant old treeWood showroomPasture overlooking the plainViewpoint with information boards
  • 4日目
    7/5(月)
    旭川 → 士別 → 雨龍研究林 → 旭川空港原生林と、科学
    • 士別(車窓)水田×畑作、サフォークの町・士別。
    • 北海道大学 雨龍研究林施設で導入ののち、研究林のマイクロバスで林道へ。40年の長期モニタリング、笹の海に浮かぶ島、アカエゾマツ湿地林。英語で直接解説。
    • そばの花展望台(幌加内)そば生産量日本一の町。7月5日は緑の畑、あと3週間で一面が白くなります。
    Forest trailMap of the Uryu areaOpen farmland
  • 締めの語り
    旭川空港へ向かう車中で 里山は、かつて燃料と肥料を裏山に依存していた時代の「経済活動が生態系の一部でもある」という概念です。21世紀の今も、人間の経済活動と自然の生態系が活き活きと関係しあうSATOYAMAを感じ取っていただけたはず。自然に感謝する日本人の文化は今も続いています。その一つの形として「十勝神社のお札」をお持ち帰りください。
    Tokachi Shrine charm
行程は仮のものです。変更となる場合があります。

北海道の
北方林

  • 雨龍研究林約25,000ha、東京23区とほぼ同じ広さ。40年の長期モニタリングから、倒木更新とササが育てる森の姿と、気候変動の影響を学びます。
  • タウシュベツのナラ林タウシュベツでは、百年単位の北方林を見ることができます。財団は人工林を数十年単位で管理しており、タウシュベツのような森はその管理のベンチマークです。
  • 史春の人工林北海道(広尾町・大樹町)と静岡県(浜松市天竜区)で計450haの森林を経営しています。生花の森(265ha)と上トヨイの森(98ha)は自然共生サイト・OECMに認定された人工林で、木材生産と生物多様性を両立させています。茂寄の森(18ha)は樹齢120年ほどの広葉樹の天然生二次林が主体で、子ども向けに混交林化を学ぶプログラムを行っています。
    Aerial view of Forest of SeikaWedge-shaped Forest of Kamitoyoi along the Toyoni RiverPeople walking through a cleared area of the forest

史春の
OECMサイト

  • 多様性のためのモザイク化と平準化100年先を見越した施業計画で、林齢の違う林分をモザイク状に配置しています。生花の森では幅30mの帯状皆伐を毎年3haほど行い、上トヨイの森では幅100mで伐ります。幅は動物の行動半径が目安で、ネズミ約10m、モグラ約100m、シカ約1000m、クマは2000m以上です。
    Strip-cut mosaic in the forestA strip-cut areaView of Lake Oikamanai, the Pacific and the Hidaka Mountains opened up by a strip cut
    高木で遠くが見えなかった場所に帯状皆伐を入れたところ、生花苗沼・太平洋・日高山脈が望めるようになりました。景観のレベルでも、生物多様性を感じられる場所になっています。
  • 保持林業伐採はしますが、森の一部をあえて残します。老木・枯れ木は、洞や巣穴を使う動物や鳥のために残します。枯れかけたカラマツにクマゲラが開けた穴もその一例です。幹が空洞になった立木や古い風倒木も、昆虫やコケの生育場所、種子から芽生える木のゆりかごとして残します。皆伐地の縁にはマント群落を育て、残した森の内部の環境が急に変わらないようにしています。湧水のある湿地では広葉樹を残します。
    Nest holes drilled by a black woodpecker in a dying larchA hollow standing treeAn old windthrown tree left on the forest floor
  • モニタリングモニタリングサイト1000里地調査に3年間参加し、帯状皆伐地で草花・野鳥が増えました。2026年秋から酪農学園大学と手法開発を始めます。撹乱の効果もあります。間伐の作業道では明るくなった地面にオオバナノエンレイソウが咲き、重機の踏み跡にはバイケイソウが芽を出しました。どちらも笹に覆われて育てなかった植物です。間伐で上層が開くと、オオワシやオジロワシも森に降りてきます。
    Large-flowered trillium blooming on a thinning roadStaff and researchers surveying in the forest

北海道の
SEPLS

  • 馬牧場日高の競走馬生産。木柵が景観をつくっています。
  • 昆布干し場太平洋沿い、国道235号の昆布浜。Kelp drying beach
  • 牛の牧草地ナイタイ牧場(約1,700ha)。畜産が草原を維持しています。Pasture overlooking the plain
  • 穀物畑十勝平野の畑作と耕地防風林。
  • 野菜畑
  • 田んぼ日本海側気候の水田(士別・上川)。
  • そば畑そば生産量日本一の幌加内町。

ご参加に
あたって

  • 参加の対象IPSI-11の参加者で、航空券をご自身で手配される方が対象です。IPSI-11の公式プログラムではありません。
  • 定員定員は10名です。10名に達しない場合は催行しません。
  • 代金・申込締切後日掲載します。
  • 集合・解散7月2日朝に新千歳空港で集合し、7月5日夕方に旭川空港で解散します。7月1日の宿泊は各自でご手配ください(横浜・羽田周辺が便利です)。
  • 旅行の手配旅行の手配は北海道の旅行会社が行います。
  • IPSI-11についてIPSI-11本体(会議・登録・宿泊・渡航)のご質問は、IPSI事務局へお願いします。

お問い合わせ

お問い合わせは英語ページのフォームで受け付けています。国内向けのツアーは別企画です。英語ページのフォームへ